スピード感のない現金給付 1世帯30万円 自己申告制になる見通し
みなさん、こんばんは。
政府の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策としての現金給付の骨子が固まりつつあります。
現金給付は国民一律ではなく、所得減少を条件とする1世帯あたり30万円の支給となるようです。
所得減少の条件は今後明らかにされるようですが、支給方法が自己申告制だそうです。
方向性は間違っていないが、意地でも安くあげるというのが透けて見える政策ですね。
「スピード感を重視して調整をすすめる」とのことですが、来週までに話をつめ、連休前に成立させるという政府のスピード感に疑問を持たざるを得ません。
現金給付 1世帯30万で自己申告制
新型コロナウイルスの感染拡大によって、観光業や接客業などその他の業種でも自粛の影響で休業を余儀なくされています。
そうした業種の仕事をされている方に確実に給付されることを祈るばかりです。
ただ、布マスク同様、1世帯あたりにこだわるのはいかがなものでしょうか?
養う家族の人数はそれぞれ違うわけで、不公平感があることも否めません。
さらに自己申告制って・・・。
お金を出し渋る政府の思惑が透けて見えます。
布マスクの時も思いましたが、この国は貧乏なんでしょうか?
困窮者を救うという本来の側面よりも、お金出したくないです感のほうが強くアピールされているように思えます。
どういう申告制になるのか、まだわかりませんが、郵送ならまだいいが、窓口申請なんてことになったらアホという他ないですね。
いずれにせよ、この大変な時期に自己申告という面倒な方式を進めようとしている政府に呆れるばかりです。
スピード感皆無
政府は困っている人を本気で助けようとしているのか疑問に思えます。
3月からの自粛ムードで飲食店なんかはかなり大変な状況でしょう。
現金給付は来週までに話をつめて、5月の連休までに成立させたい、という思惑のようです。
給付されるのは、早くても5月半ばくらいでしょうか。
もっと議論を早めておくべきだったし、政策としてもっと簡単なものにすべきだったのではないかと思います。
本当に困っている方に行き渡るよう、所得減少の度合いで支給するのは良いとは思いますが、申請後どの程度の期間で給付されるのかも未定です。
手続きの簡素化を考えると、より簡単な国民一律給付のほうがスピード感もあり、喜ばれる政策になるのでは・・・?
この国は貧乏なのか?
世界第3位の経済大国の緊急経済対策が今回の微妙な30万円給付で自己申告制。
今はお金を政府が出すべき時ではないのか・・・?
この国はそんなに切り詰めて政策を出さなくてはいけない貧乏な国なんでしょうか?
やっと給付が決まりつつあると思ったら、面倒な自己申告制って・・・。
リーマンショックの際の給付が失敗だったからというのが影響しているらしいですが、今回はそれを凌ぐ危機と誰もが思っているはずです。
より大規模でスピード感のある政策が求められているのに・・・。
この国はお金はあるが、発想は貧困すぎ。
終わりに
新型コロナウイルスの緊急経済対策の柱となる現金給付について考えてみました。
制度自体よりも政府のケチ度が見え隠れする政策に思えてなりません。
今からでも方向転換して、スピード感重視の政策に変えてもらえないだろうか?
自己申告制では、時間がかかりすぎるでしょう。
政治家と一般人のスピード感の感覚があまりにも違うことを思い知らされますね。