外出自粛のおうち時間と高齢者が抱える問題
お題「#おうち時間」
みなさん、こんばんは。
外出自粛でストレスが溜まっているかと思いますが、緊急事態宣言が解除された県でも引き続き自粛要請は出されています。
自粛中のおうち時間をどうすごすかが課題でもありますが、家での時間を趣味などに費やしたり、新しいことを始めたりできる方ばかりではありません。
うちの父親なんかは寝っ転がりながらボーッとテレビを見ているだけの生活、たまに庭いじりといった感じです。
高齢者にとって趣味がないことは言いすぎかもしれませんが致命的かもしれません。
外出自粛で高齢者がフレイルに
外出自粛が続く中、東京大学高齢社会総合研究機構が「おうち時間を楽しく健康に過ごす知恵」をまとめた冊子を作りました。
それによると、「2週間の寝たきり生活は7年分の筋力を失う」とあります。
ただ家にいて寝っ転がりながらテレビを見ている我が父はこれに近い状態にあるのかもしれません。
介護用語で言うと「フレイル」という段階に移行してしまうおそれがあります。
「フレイル」とは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われています。
4月はじめからの外出自粛から1ヶ月以上、家でゴロゴロ過ごし、筋力はおろか、頭の方もボケてきている高齢者は実際多いかもしれませんね。
うちの高齢者
父母ともに高齢者です。
母親は密集を避けつつ趣味のウォーキングをしたり、マスクを作る裁縫仕事などこうした時期でも趣味を満喫している感じです。
父親は前述の通り、家でゴロゴロの毎日で、たまに庭いじりといった感じです。
一時期ボケたかと思われた父ですが、最近は普通です。
最近、あまり動かないせいか、少し動くと息が荒くなっているような感じも見受けられます。
以前は歩いて散歩に行ったりもしていたのですが、外出自粛になってからは出かけることもなくずっと家にいます。
昨日ふと耳にしましたが、「つまんねぇなぁ~」とつぶやいていました。
母曰く、「年取って趣味がないのは辛い」とのこと。
母はいろいろと趣味をもっていますが、父を見ていると私もそう思います。
日がな寝っ転がりながらテレビ視聴。
それも見たい番組ではなく、ただつけている感じです。
そんな生活が1ヶ月以上も続いていることに私もようやく気づきました。
車でドライブに連れて行ったり、親戚の家に連れて行ったり、何かしら刺激を与えるようなことをしてあげないと心身ともに衰えてしまうでしょう。
なんとかしてやりたいです。
まずは運動や気分転換をさせたい
外出自粛で家にいることはいい事だと思っていましたが、高齢者にとっては命取りになる面も潜んでいます。
趣味などにおうち時間を使えるアクティブな高齢者もいれば、うちの父親のようにフレイルに近づきつつある高齢者も多くいると思います。
気分転換になるようなことをさせたり、運動するよう促したりして、なんとか現状を維持させるよう仕向けたいと思います。
1ヶ月以上続いた外出自粛の日常を変えることは、難しいですが、車で連れ出したり、親戚の家に行っておしゃべりさせたり、普段とは違ったことをさせたいなと思ってます。
終わりに
外出自粛になってから、家にいることはそれだけで正しいと思っていた私ですが、高齢者にとっては心身ともに衰える危機でもあることを知りました。
ウイルスから大切な人を守るのも大事ですが、高齢者が外出自粛で心身ともに衰えてしまうことも避けたいところです。
父にはフレイルに近づかないように、まずは運動や気分転換をさせて、外出自粛でのストレスを発散させることからはじめてもらおうと思います。