2020年甲子園高校野球交流試合が8月10日から開催
今年の夏の高校野球は春の選抜校による対抗試合が甲子園で開催されることになりました。
春の選抜高校野球は、出場校が決まっていながら、中止となり参加予定だった球児にとってはとても残念な結果でしたが、春出場予定だった各校がこの夏、1試合ずつ対抗試合を甲子園でプレーする運びとなりました。
例年とは違った大会となりますが、対抗試合とは言え、夏に高校野球を見られるようになるのは嬉しいことです。
春大会と夏大会の中止
各都道府県の予選などの日程が間に合わないことや、球児が連日滞在することによる感染リスクなどを踏まえての中止でした。
夏の大会に関しては完全に中止です。
各都道府県では、代替試合などが組まれる予定ですが、甲子園での全国大会は中止。
予選から甲子園までの試合数や参加選手の人数などを考えると、致し方ない決定だったと思います。
一方、春の選抜高校野球はすでに出場校が決まっていて、本来ならば甲子園の土を踏むはずだった球児たちにとっては無念のひと言でしょう。
そうした救済策として、今回の夏の選抜交流試合が開催されることが決定しました。
2020年甲子園高校野球交流試合 日程
8月10日~12日、15日~17日の6日間
1日3試合程度、9回同点の場合は引き分け。
出場するのは春の選抜に出場予定だった32校。
行われる交流試合は全16試合。
組み合わせ抽選は、7月18日にオンラインで行われる予定。
開会式もオンラインでの開催を予定しているとのこと。
出場校32校
白樺学園(北海道)、鶴岡東(山形)、仙台育英(宮城)、磐城(福島)、桐生第一(群馬)、高崎健康福祉大学高崎(群馬)、花咲徳栄(埼玉)、山梨学院(山梨)、国士舘(東京)、東海大相模(神奈川)、星陵(石川)、日本航空石川(石川)、加藤学園(静岡)、中京大中京(愛知)、県立岐阜商業(岐阜)、智弁学園(奈良)、天理(奈良)、大阪桐蔭(大阪)、明石商業(兵庫)、倉敷商業(岡山)、鳥取城北(鳥取)、広島新庄(広島)、平田高校(島根)、尽誠学園(香川)、明徳義塾(高知)、創成館(長崎)、明豊(大分)、大分商業(大分)、鹿児島城西(鹿児島)
終わりに
今回の春の選抜の代替大会とも言える「2020年甲子園高校野球交流試合」が開催されることは球児にとっても野球ファンにとっても嬉しい一報でした。
トーナメント戦ではなく、各校1試合の対抗試合としたことも、今の現状でできる範囲での決断だったと思います。
高校野球だけでなく、他の競技でも高校総体予選などに変わる独自の地区大会の開催が模索されています。
高校3年生にとっては最後の夏になります。
最後の年に公式戦なしで部活を引退とならないよう、各競技で出来得る限り大会を行い、試合をさせてあげたいですね。