アマゾン新Fire HD 8 & Fire HD 8 Plus タブレットが6月3日発売。新旧端末のスペック比較
みなさん、こんばんは。
昨日からアマゾンで新しいFire HD 8タブレット(2020年モデル)の予約が開始されました。
発売日は6月3日となっています。
前モデルが2018年発売だったことから、約2年ぶりのモデルチェンジとなります。
新モデルは2種類で、大まかに区別するとRAM(メモリー)が2GBのFire HD 8と3GBのFire HD 8 Plusという上位機種になります。
今回の記事では、2018年モデルと2020年モデルのスペックを比較しながら、新端末の特徴を見ていきたいと思います。
新・旧Fire HD 8(Plus)のスペック比較
2018年発売の旧Fire HD 8タブレットと今回発売される2020年新モデルFire HD 8とFire HD 8 Plusのスペックを比較していきたいと思います。
新モデルの2機種はスペックがほぼ共通している部分が多いので、主にFire HD 8の比較となりますが、Plusと違いがある部分のみ記述していきたいと思います。
2018年モデルの詳しいスペックはこちら↓
本体価格
・旧:8980円~
・新:9980円~、11980円~(Plus)
価格は最小スペックで、旧型から1000円程値上がりしています。
Plusに至っては3000円の値上がりです。
安さが売りだったFireタブレットですが、多少のスペックアップで値段もやや上がったといったところでしょう。
ディスプレイサイズ
・旧:8インチ
・新:8インチ
名前がFire HD 8という名称なので、画面サイズは8インチと変わらずです。
7インチでは小さすぎる、iPadなどでは大きすぎるという方にはちょうどよいサイズかと思います。
個人的には漫画を読むのに8インチはちょうどよいサイズだと私は思ってます。
画面表示は旧型よりやや明るめになっているそうです。
本体重量
・旧:369g
・新:355g
本体重量は旧型(2018年モデル)で約370グラム。
新型はやや軽くなって355グラムです。
約15グラム軽くなりましたが、体感としてはほぼ同じ重さだと思います。
iPad mini のように約300グラムを目指して欲しかったところです。
Fire HD 8タブレットは片手で長時間もつのにはやや重いのが残念なところでもあります。
もう少し軽くしてほしかったですね。
解像度
・旧:1280×800(189ppi)HD画質
・新:1280×800(189ppi)HD画質
画面解像度は新・旧モデルで全く同じです。
1インチ内のピクセル数も189と全く同じ構成となっています。
1280×800(189ppi)でも動画はきれいに見れますが、欲を言うとフルHD画質(1920×1200)にしてほしかった。
特に今回新たに上位機種として発売されるFire HD 8 PlusにはフルHDの解像度が欲しかったところですね。
これは残念。
プロセッサ
・旧:クアッドコア1.3GHz
・新:クアッドコア2.0GHz
内蔵されるプロセッサは大幅に刷新されました。
コア数は4つのクアッドコアで、旧型の1.3GHzから新型は2.0GHzへと躍進!
旧型はややもっさりとした挙動が多く、タッチしても反応が鈍い場合が多々ありますが、今回の新型ではプロセッサの大幅な向上でより快適なタッチ操作が実現されると思います。
また、ゲームなどでももっさり感が遅延などの解消が期待されますね。
アマゾンのタブレットとして、プライムサービスを使う上でもサクサクとした動作が見込めると思います。
ここは嬉しい点です。
RAM(メモリー)
・旧:1.5GB
・新:2GB、3GB(Plus)
メモリー(RAM)もスペックアップしています。
旧型では1.5GBとほぼギリギリのメモリーだったものが、新型Fire HD 8では2GB、Plusでは3GB。
旧型とPlusでは1.5GBから3GBと2倍のスペックアップとなっています。
旧型では、アマゾンのプライムサービスを動かすための最低限なRAMが1.5GBという認識でしたが、新型では、プライムサービス以外のアプリにも十分対応できるメモリーが搭載された印象です。
もしかしたら、新型ではFireOS自体が変わっていて、それがメモリーを食うのかもしれませんが・・・?
いずれにしても、新型のメモリー(RAM)2GB、3GB(Plus)はタブレットを使う上でより快適操作できるスペックであると言えますね。
オーディオ
・旧:Dolby Atomos、デュアルステレオスピーカー
・新:Dolby Atomos、デュアルステレオスピーカー
オーディオは新・旧変わらず、Dolby Atomos、デュアルステレオスピーカー。
Fire HD 8の音質は悪くありません、むしろ良い部類に入ると思います。
プライムビデオなんかで動画を観る上で音質はアマゾンのほうでも重視しているのかもしれませんね。
新・旧ともに本体上部(縦持ち時)に3.5mmイヤホンジャックもついています。
ストレージ
・旧:16GB、32GB
・新:32GB、64GB
ストレージは旧型が16GBと32GBの2種だったのが、新型では32GBと64GBとなっています。
より多くのアプリやファイル、動画やkindle本をmicroSDカードなしでも保存できるようになりました。
新型の使用可能領域は32GBで24.8GB、64GBでは55.6GBとなっています。
microSDカードスロット
・旧:400GBまで
・新:1TBまで
Fire HD 8タブレットで使えるmicroSDカードは旧型では400GBまででしたが、新型ではなんと1TBまでの容量のmicroSDカードが使えます。
内部ストレージも多くなりましたが、microSDカードの使用容量も増えて、より多くのファイルやアプリ、動画、kindle本などが保存できますね。
特に動画やkindle本などを多く持っている方には嬉しいスペックアップだと思います。
カメラ
・旧:200万画素(2メガピクセル)
・新:200万画素(2メガピクセル)
カメラの画素数に違いはありません。
今どき200万画素とは・・・。
これはおまけ程度だと思ったほうがよいです。
リアカメラでは720PのHD動画が撮影可能ですが、これも一昔前のスペックですね。
カメラはとりあえず付いているだけと考えましょう。
できれば800万画素くらいほしかったところですね。
Wi-Fi
・旧:a/b/g/n
・新:a/b/g/n/ac
Simカードは使えませんので、Wi-Fi環境がないとただの板です。
Wi-Fiがないと使い物にならないFire HD 8タブレットですが、新型では5GHz帯の802.11acに対応しました。
旧型よりも高速な通信が可能となっています。
最新規格の802.11axには非対応です。
バッテリー
・旧:10時間
・新:12時間
バッテリーの持続時間は2時間伸びて12時間。
普通に使うには2、3日に1回くらいの充電で十分もつ計算ですね。
ちなみに、フル充電時間は旧型では約6時間でしたが、新型では約5時間、Plusでは約4時間と短縮しました。
旧型ではこの充電時間がネックでしたが、新型では付属のUSB-Cケーブル5W充電アダプタで約5時間、Plusでは9Wアダプタで約4時間となっています。
その他変更点
サイズ
新型のサイズは、202×137×9.7mmです。
見た目で言うと、縦持ちしたときに横のベゼル(額縁)がやや太くなっています。
カメラ位置
旧Fire HD 8タブレットでは、縦持ちしたとき画面上部にフロントカメラが位置していました。
新Fire HD 8タブレットでは、縦持ちしたとき画面左側の中央にフロントカメラが位置するようになっています。
入出力ポート
旧型はマイクロUSB端子でしたが、新型はUSB-Cポートに変更されています。
上部ボタンの配置
縦持ちした際に上部ボタン類の配置が変わりました。
旧型は画面を上にした状態から見ると、左から音量ボタン、ヘッドフォンジャック、マイク、マイクロUSB端子、電源ボタンという配置。
新型は、同様に左から音量ボタン、電源ボタン、マイク、USB-Cポート、ヘッドフォンジャックという配置になりました。
カラー
新型Fire HD 8タブレットにはカラーが3種。
ブラック・ホワイト・ブルーの3色展開。
Plusはスレートのみの1色。
Plusはワイヤレス充電対応
上位機種であるFire HD 8 Plusはワイヤレス充電に対応しています。
専用のワイヤレス充電スタンドも発売されます。
Plusとのセット販売は14980円(32GB)となっています。
Fire HD 8 Plus タブレット 32GB 【ワイヤレス充電スタンド付き】
Fire HD 8タブレット(2020年モデル)とFire HD 8 Plus
旧型(2018年モデル)と新型(2020年モデル)のスペックを比較してみました。
価格としては最小構成で1000円から3000円値上がりですが、プロセッサやRAM(メモリー)に加えてストレージの増量などがあり、値段に見合ったスペックアップとなっていると思います。
本体のスペックが上がったことによって、これまで言われてきた操作のモッサリ感なども解消されるでしょう。
純粋なアンドロイドタブレットではありませんが、この価格で買えるタブレットとしてはかなり優秀な部類に入ると思います。
アマゾンプライム会員でまだFireタブレットを持っていない人なんかにはちょうどよい端末になると思います。
しかし、買う前に知っておくべきことも多々あります。↓
このFire HD 8タブレットは、純粋なアンドロイドタブレットではありません。
GooglePlayが使えず、アマゾンアプリストアのアプリ数が少なく、やりたいゲームや使いたいアプリがない場合もあります。
アマゾンプライム会員であれば、十分使いこなせる機能が揃っている端末です。
まが、プライム会員でなくとも、ABEMATVやGYAO!、YouTubeなどの動画を見たり、kindle本を読んだり、ネットやメールなど一通りのことは可能です。
かくいう私はプライム会員ではありませんが、2018年モデルを動画サービスやkindle本、ネット閲覧などで利用しています。
なんでもできる端末ではありませんが、用途に絞って利用するとコスパが高いタブレット端末です。
いろいろ使い倒したいという方は、アンドロイドタブレットかiPadをお買い求めください。
今回のスペックアップで、これまで言われてきた動作の緩慢な部分が改善され、より使えるタブレット端末になると思います。
これまで以上に利用するシーンが増えていくでしょう。
今すぐ予約すべきか?というと、アマゾンのセールを待てと言いたくなりますが、十分なスペックアップはなされているので、定価で買っても申し分ないコスパを味わえるタブレット端末になっていると思います。
Fire HD 8 Plus タブレット スレート 32GB