大学時代のレア体験 今週のお題:「激レア体験」
今週のお題「激レア体験」
みなさん、こんばんは。
平凡な毎日を送っているので、日常で激レアな体験なんて全くないです。
過去を振り返っても同様で、変化のあまりない生活を送ってきたなぁと半ば後悔にも似た感情を覚えますが、激レアな体験なんてそうそうあるもんじゃないですよね。
そういうわけで、大学時代まで遡って激レアではないですが、ややレアな体験を書いてみたいと思います。
学生時代、1軒屋に住んでいたはなし
以前、何かの記事で書いた記憶がありますが、大学時代に私は1軒屋に住んでいました。
厳密に言うと、一軒家の2階の1室を借りていました。
昼間は大家さんが1階の1室を仕事に使っていて、夜は私一人で住んでいました。
2階の1室の他、1階の台所や風呂場、トイレ、洗面所などを使わせてもらっており、ほぼ1軒屋をまるごと借りている感じでした。
大学生のすみかは大抵、ワンルームのアパートだと思いますが、私は住宅地の中の静かな環境の中でストレスのない生活を送ることができました。
それ以前はワンルームの1階に住んでいましたが、2階の足音が気になって、4ヶ月ほどで引っ越そうと決めました。
この1軒屋は結構古い家でしたが、一人で静かに暮らすには絶好の物件でした。
2階の日当たりの良い部屋で、1年目の夏はエアコンがなく辛かったですが、2年目は大家さんがエアコンを付けてくれました。
大家さんは温厚な方で、昼間は1階の1室で出版や編集かなにかの仕事をしておられました。
ビールが好きな人で、昼休みにビールを飲むという自由人でした。
私の冷蔵庫にはいつも大家さんのビールが2、3缶冷やされており、その冷えたビールを昼間に飲んでました。
冷蔵庫を貸す代わりに入っているビール飲みたい時は飲んでいいですよとのことで、何度か飲ませてもらった記憶があります。
大学が午後休みの時、早く家に帰ったら、一緒に飲みませんかと昼間からビールを飲んだ記憶もあります。
特に何があったわけでもないですが、二人で昼間からビールを美味しくいただきました。
今思うとそういうちょっとしたことがいい思い出です。
先日、グーグルのストリートマップで当時住んでいた1軒屋を探してみましたが、建て替えられていました。
おそらく家を壊して土地を売って、今では別の人が住んでいるようです。
数年前見たときはまだ当時のままの姿でのこっていたのですがね。
思い出がなくなったようでちょっと悲しくなりました。
大家さんとの生活
そんな1軒屋での生活で、変化があったのは2年位住んだ時でした。
大家さんの自宅を改築するため、私が住んでいる家に一時期一緒に済むことになりました。
大家さん夫婦は1階に住み、私はそのまま2階にという感じで共同生活が始まりました。
下宿みたいな感じになり、奥さんが作る夕食が毎日楽しみでした。
その時は夕食代として家賃とは別に払っていましたが、いくら払っていたのか今では思い出せません。
でも、家賃同様、安かったと思います。
そんな生活が数ヶ月。
意外に面白い生活をさせていただきました。
前置きが長くなりましたが、これもこれでレアな体験ではありますが、レア体験はその当時初めて食べた物についてです。
ウサギの肉は鳥肉の食感
大家さんは猟銃を所有しており、たまに犬を連れて山に行って猟をしたり山菜やキノコ採りをするのが趣味でした。
ちょうど一緒に住んでいる時、一度だけ、野ウサギを撃って持ち帰ってきた事がありました。
それが夜の食卓にあがったわけです。
奥さんは私が食べられるか心配して、別の料理を用意しますか?と聞いてきましたが、初めてのものに私も興味があったので、食べることにしました。
今風に言うとまさに「ジビエ」ですね。
野ウサギは、味は鶏肉に近いけど、少し赤みがかった肉でした。
汁物に入った野ウサギの肉や、焼いた肉なんかも美味しかったです。
もちろん、ビールも一緒に飲みました。
ある時は天然の舞茸を採ってきたこともあって、舞茸の天ぷらを食べさせてもらったこともあります。
舞茸なんてスーパーですぐ買えるものですが、天然の舞茸はとても貴重らしいです。
いろんないい思いをさせてもらいました。
大家さん夫婦、今も存命であればよいのですが・・・。
終わりに
大学時代の激レアではないですが、レアな体験について書いてみました。
考えてみると、大学時代は一番多感な時期でなにもかもが新鮮だったなと思います。
4年間すべてがレアな体験だったと言ってもいいくらいです。
あの家で過ごせたことが本当にいい思い出でした。
あの家はもうなくなってしまいましたが、あそこで過ごしたいい思い出は今も私の心の中に大事にしまってあります。
好きなように使わせてくれた大家さん夫婦に感謝しかありません。
今も元気でおられることを願っています。